3日目
「いるかホテル」さんはオホーツク海に面した場所にあり、部屋から海と知床連山がみることができます。昨日は霧でみえなかったけど、今朝はきれいな知床連山が見えました。いいロケーションです。オホーツク海と知床半島を望む露天風呂からの景色もよかったな〜。尚、犬と一緒に泊まれる部屋は3部屋だけらしいです。


じつは今回の旅行、お天気のせいで計画変更をなんども余儀なくされているのです。昨日通ってきた知床横断道路も霧でまっちろだったので、いったりきたりになるけれど、今日もう一度トライすることにしました。
知床峠に向かっていたらエゾシカさん登場。昨日も何頭か遭遇しました。今回はキタキツネとタンチョウヅルとエゾシカにすでに出会っています。はたして熊は・・・!?


今日は天気がよい!!やったー!!
戻ることになるけど、せっかくだから「セセキ温泉」の方へいってみよーっと。
「北の国から〜遺言〜」で純くんが入っていた海の中の露天風呂と言ったらテレビ見た人はわかるかな〜!?
←セセキの滝


セセキ温泉→
ほとんど海!!
セセキ温泉をすぎてさらに進むと道は行き止まりになります。

知床半島は細長い二等辺三角形のような形で、それぞれ海岸線沿いに道があるんだけど、途中で道はなくなります。その両方の道をつなぐのが知床横断道路で私たちが昨日から行ったり来たりしているところ。
羅臼側の道もウトロ側の道も途中でなくなって、知床は人間の侵入をさえぎっています。だからこそ、太古の自然が残り、野生動物が生息しているんですね〜。

さすが最後の秘境だわ。
またまた知床横断道路を戻ってウトロ側へ。

「知床峠」
やっといい写真がとれました。

国後島も見えたよー。
さて、ここからがまたしても予定通りにいかない今回の旅行。

ガイドブックによく載っている知床の写真というと、知床五湖(特に二湖)の湖面に知床連山が反射している風景。
そんな写真をとろうと楽しみにしていってみると、知床五湖の駐車場のおじさんが入り口でこうおっしゃいます。「今日ね、一湖付近で熊さんでてね、湖はぜんぶいけないのよ。それでもよかったらどうぞ」

え!何!熊さん!まるで「森の熊さん♪」みたいなノリで話されるんだけど、それってそれってーーー!!なんでも親子熊らしい。危険きわまりない。しかし、せっかくなので高台の展望所から一湖の写真をとることにしました。


それと行ってみてわかったことですが、湖へ通じる木道は犬連れだと危険だそうです。熊が隠れているのを敏感にきづいて威嚇してしまい、却って熊を刺激したりするそうです・・・。犬連れはお断りの看板が。

このきれいな連山が湖に写った写真を撮りたかった・・・



こけももソフト→
色はピンクで味はほぼバニラ。
後味がほんのりチェリーっぽいような・・・。
気を取り直して、ウトロ側の端っこを目指すことにする。

この道には秘境「カムイワッカ湯の滝」がある。お湯が滝となって流れ落ちてくるのだ。滝登りをして上の滝壷の天然露天風呂にはいるのがこの滝の楽しみ方らしい。この日も滝登りをしている方がいました。でも、大変そう・・・。
実はこの道、3日前に土砂崩れがあってて当日も11時まで通行止めだったのです。知床五湖はダメだったけど、こちらはOKになりました。やはり自然は人間のペースでははかれないもんだなぁ・・・。

「カムイワッカ湯の滝」をすぎてさらに行くと、この道の終点「知床大橋」に到着します。道は約30分ひたすら砂利道でいかにも秘境。いまにも熊がでてきそうです。

車両通行禁止です。



カムイワッカ湯の滝→
滝登りする時は滑りにくい靴と短パンを用意しましょー。
お風呂に入ってるときに
熊と遭遇したら裸で逃げるの?
今度は知床自然センターに車を置いて、徒歩で「フレペの滝」をめざします。

シンバも歩けてうれしそう。
約15分歩くと、知床連山を望むとても気持ちのいい草原が広がり、遊歩道のすぐ横でエゾシカの群れがたくさん草を食べていました。エゾシカさん、車の中からみるとかわいいんだけど、丸腰で近くに来られるとちょっと恐い・・・。
ちなみにこの3日間で、タンチョウヅルに1羽、キタキツネに3匹、エゾシカには約50頭ほど会いました。
このフレペの滝へ向かう遊歩道にも熊が出るらしく、知床観光はなんとなく緊張感があります。

←この2枚の写真はつながっています。→



フレペの滝→
とってもきれいでしたー。
知床に別れを告げて〜網走方面へ。

途中、有名な知床の観光地「オシンコシンの滝」に立寄る。
この滝は道路からすぐのところにあって、観光客も多い。

水量もみごとでした。水しぶきがかかって気持ちいい〜。
「小清水原生花園」で小休止。

単線の線路がいい感じです。


ハマナスも咲いていました。
網走市内に入り、能取岬まで走らせ夕陽をみて、「オホーツク流氷館」へ立寄る。

ハイビジョンシアターで流氷のビデオを観賞。

そしてかわいい氷の下の生物「クリオネ」や「フウセンウオ」「ナメダンゴ」を見学する。「クリオネ」は有名ですよね。おなかに吸盤をもった風船魚「ナメダンゴ」ご存知ですか?ぷっくりしてちいさな金魚が膨れた感じでかわいいですよ。

見どころ満載の3日目終了。

今日の宿「ビューパーク悠遊亭」にチェックイン。網走湖の目の前です。

この宿の温泉はアルカリ泉でぬるぬるしたお湯でした。ペットと泊まれる部屋は端っこの方なので、お風呂や朝食会場にちと遠い・・・。

明日はここから千歳までドライブです。おやすみなさい



おまけ
その1 本日の走行距離 約270km
その2 オホーツク流氷館で食べた「流氷ソフト」もおいしかった。でも写真撮り忘れて残念!

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